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未来。ランボと綱吉。
暗めの話なので苦手な方は注意。
とても怖い夢をみた。眠りながら泣いていた俺は手の甲で涙を拭う。あれは夢だったはずなのに悲しいことは現実まで追いかけてくるはずないのに涙はとまらずにぼろぼろと零れる。滲んだ視界に見慣れた姿を見つけた。しゃくりあげる俺を困ったようにボンゴレは見つめる。「ランボ」耳に届いた心地よい声。
「ボンゴレ」
「どうしたの」
「・・・こわいゆめをみました」
「どんな夢?」
「ひどいゆめ。・・・夢の中であなたが死ぬんです。殺されるんです。ミルフィオーレっていう奴らに。あなたはみんなのために、罠だと知りながら、気づいていながら危険を冒して。俺達はまもれなくて、そして、」
「銃殺された?」
「・・・・・・」
支離滅裂の俺の話をボンゴレは静かに聞いていた。ボンゴレは口ごもった俺の伏せた言葉を簡単に言い当てた。それに俺は絶句する。どうして彼が知っているんだ。あれは夢なのに。夢だったはずなのに。
「ランボ」
(嫌だ。聞いてはいけない。頭の中にがんがんと警鐘が鳴る。言わないでくださいボンゴレ。お願いだから)
「それは本当に夢?」
残酷に告げられる真実
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