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捏造短編メモ。
未来で綱吉が死んだままだったらという設定の小話断片。
かなり微妙なので苦手な人は避けてください。
「届かないと知っていながら、それを焦がれるのはとても愚かなことだよ」
静かな声だった。それは啜り泣きや慟哭の嵐をひたりと鳴りやませた。しんと静まり返った部屋の中、多くの視線が発言者に向けられる。痛いほどの視線をものともせず、発言者である雲雀は言葉を繰り返した。「こんな風に嘆くことは愚かだ」と。唇から言葉が終わる前に、獄寺が何か悪態を吐きながら雲雀に殴りかかった。それを雲雀はいとも簡単に受けとめて、代わりに獄寺の腹に拳で一撃を叩き込み「君たち草食動物はそうやっていればいいさ」と嘲るような表情を浮かべた。獄寺は小さく呻き声を上げ床に座り込み、敷き詰められた石のタイルを両手で打ちつける。雲雀は冷えた視線で獄寺の傷んだ灰色の頭を見降ろして「くだらないね、どんな人間でも死んだら終わりだ」と吐き捨てた。その言葉が行き場のない感情に無理矢理蹴りをつけているように聞こえて、一部始終を見ていた持田は詰めていた息を吐きだした。
こころが僕を殺す前に
(僕がこころを殺すことは正当防衛になるでしょうか)
(僕がこころを殺すことは正当防衛になるでしょうか)
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十年後未満の未来で了平と雲雀。
ネタメモ。
「きみってお節介だとよく言われるでしょう」
皮肉交じりに言い捨てれば隣に立つ青年は子供のように小首を傾げて疑問符を浮かべてみせた。「雲雀、それはどういう意味だ」これが成人男性だなんて信じられない。
「そのままの意味」
「つまり俺のことが気に食わんということか」
「そうは言っていないだろ」
そのくせ変に勘だけはいいから気に喰わない。周りが僕を怖れる中でひとり、当り前のように傍に居て(それはとても迷惑極まりなかった)何かしら意見を口にしてくる。遠ざけようとしても離れずに。離れても存在を見せつけるような。(必要以上に他人を寄せつけないようにしていたつもりだったのに)
「不思議だね」
「ん?」
誰かと一緒にいることが悪くないと思えるなんて
(それは勿論群れることをゆるすということではないけれど)
(私的設定で了平お兄さんは雲雀さんの特別になれるひと。持田とお兄さんと雲雀さんで3年生ズとひっくるめる捏造の話を書きたい)
ネタメモ。
「きみってお節介だとよく言われるでしょう」
皮肉交じりに言い捨てれば隣に立つ青年は子供のように小首を傾げて疑問符を浮かべてみせた。「雲雀、それはどういう意味だ」これが成人男性だなんて信じられない。
「そのままの意味」
「つまり俺のことが気に食わんということか」
「そうは言っていないだろ」
そのくせ変に勘だけはいいから気に喰わない。周りが僕を怖れる中でひとり、当り前のように傍に居て(それはとても迷惑極まりなかった)何かしら意見を口にしてくる。遠ざけようとしても離れずに。離れても存在を見せつけるような。(必要以上に他人を寄せつけないようにしていたつもりだったのに)
「不思議だね」
「ん?」
誰かと一緒にいることが悪くないと思えるなんて
(それは勿論群れることをゆるすということではないけれど)
君越しの新世界
(私的設定で了平お兄さんは雲雀さんの特別になれるひと。持田とお兄さんと雲雀さんで3年生ズとひっくるめる捏造の話を書きたい)
スクアーロとM・M。
誕生日なのに仕事に駆り出された鮫と、同じ仕事に行ったフリーの殺し屋設定のM・M。
「ふうん。あんた今日誕生日なの?」
「それがどうしたぁ」
「なのにこんな辺境に仕事?お疲れ様」
「嫌味かぁ?」
「それ以外になにがあるっていうの」
女は笑みを浮かべながら転がる死体の山をよけて歩く。俺はどうしてこの女に自分のことを話すことになったのか思い出せないでいる。「こんな死体の山しかなくなっちゃった廃墟で誕生日を迎えるなんてね」血溜まりを通ってきたせいか、道には二人分の足跡がくっきりと残りそうだ。証拠を残した、と怒られるだろうか。こんな足跡で割り出せるとは思えないが報復されると面倒だ。仕事が増える、と立ち止まると女が「放っておきなさいよ。わかりはしないわ」と他人事のように言った。
「ねぇ、あんたなんて名前だったかしら」
「・・・・・・」
「依頼人から報酬額の話は聞いたんだけど、あなたについては聞いていなかったのよね」
「う゛お゛ぉい」
「ボンゴレの暗殺部隊としか聞いていないんだけど」
「まあそれだけわかってりゃあ任務に支障はねぇよなぁ」
「ええ」
「S・スクアーロだぁ」
「ふうん。スクアーロ、ね」
女は噛むようにゆっくりと名前を反芻すると黙り込んだ。ヒールとブーツの音が交互に響く。殺しの仕事だと知っていながらドレスアップしてきた女を見た時は閉口したがその実力は文句なしだった。強さだけで言えばヴァリアーにスカウトしたいくらいだが、如何せん性格に難がある。ただでさえ変人の多い仲間の姿を思い描きながら、そういえば常識人と呼べる面々が悉く仕事でアジトを離れていることに気づいて頭痛がした。俺が帰るまであいつらは問題を起こさずにいるだろうか。いざ帰ってみたら寝床がなかったなんて笑えない。
「ねえってば」
考えにふけっていた俺を現実に引き戻したのは女の声。口調の強さから推察するに大分彼女のことを無視してしまっていたらしい。慌てて「悪い、何だ?」と訊ねると女は「あんた、さっき今日が誕生日だって言っていたでしょう」とこちらを見上げている。
「ああ、それがどうしたぁ」
「どう頑張っても今日中にイタリアに帰ることは無理じゃない?」
「明日は別件の仕事が入っているから夜は移動だ」
「ふうん。ねえ、移動まで時間ある?」
「日暮れ過ぎまでな」
「それなら夕食付き合って頂戴。ホテルの側に美味しいって有名な店があるのよ」
「はぁ?」
「せっかくお気に入りの服を着て来たんだもの」
「俺は返り血塗れなんだがなぁ」
「私は無事だし、あなた着替えあるんでしょう」
「ほら血飛沫も上手に避けたの」と女はその場で回ってみせる。ワインレッドのスカートがひらりと揺れた。女は自己申告の通り、返り血ひとつ浴びていないようだった。靴にだけ赤黒い染みが出来ている。比べて俺のスーツは血を吸って重くなっていた。そもそも戦い方が違うのだから仕方のないことだ。どんな断り方をしても無駄だと動物染みた勘が告げている。「しょうがねえな」と頭に浮かんだ言い分を遠くに追いやって「着替えてからでいいかぁ」と女に訊ねる。「当たり前でしょう」艶やかな笑みを浮かべ女は言う。
「荷物を預けているホテルに戻ったら、着替えついでに血も流してきなさいな。血腥い男にエスコートされる趣味はないのよ」
何事も自分の思い通りに進めさせる、と主導権を握った顔でいる女がここにいない意地っ張りな男と重なって思わず苦笑を洩らすと、彼女は不可解そうな顔をした。
「なによ」
「いや、なんでもねぇぜ」
「なんでもないって顔じゃないわよ」
「それよりお前、なんて名前だっけ」
「話を逸らさないで・・・って。はあ!」
ちょっと、と掴みかかってくる女に「汚れるぞ」と警告する。「あんた、私の名前も知らずに一緒に仕事していたわけ!」と叫ぶ女に「お互いさまだろうが!」と言い返す。ガツガツと先ほどよりも早いテンポの靴音が響き、女の声も次第に高くなっていく。
「悪かったなぁ。ただもう忘れることはねぇとおもうぜ」
「私もあんたのことは忘れられそうにないわ」
「今夜はあんたの驕りだからね」と奇麗に飾られた指が俺を指す。「わかった」頷くと女は毒気を抜かれたようで「そのかわりなにかプレゼントしてあげてもいいわ」と考え込むように俺に向けていた手を口元へ添えながら歩き出す。それを追って、歩調を合わせて横に並ぶ。彼女の声と異なる二つの足音が耳に優しく響き、自然と笑みが浮かんだ。
「何よ」
「いや、これなら今日が誕生日でも悪くねぇなぁって」
(一応お祝い文のつもり。おめでとうスクアーロ。そしてなぜかM・Mとのお話になりました。この二人はきっと接点ないよね。どマイナー万歳と開き直ってみる。)
未来。綱吉とハル。
綱吉がイタリアにいってハルが日本に残ってる話。
伝えたって仕方のない言葉なんてお互いを傷つけるだけだから胸の奥にしまっておく。浮上してくるそれを私は必死に閉じ込めて、機械を通したあなたの声に縋っている。私たちを繋ぐ糸はなんて脆い。
「ツナさん。元気ですか?怪我とかしていませんか?」
「ん、大丈夫だよ。俺もみんなも元気」
「そうですか、良かったです。そちらは大分寒くなったと聞いたので、風邪ひかないように気をつけてくださいね」
「ありがとう。ハルもね」
「はい」
結局本音をぶつけられなければでてくるのは当たり障りのない言葉ばかりで。おそらくそれは向こうも同じだから顔もしらないお客さん相手にするような会話が続いていく。
(違います。こんなんじゃないんです。本当に伝えたいことは)
一分一秒でも長く会話が続くように必死に話題を探し、海の向こうにいる人へと意識を集中する。
(話したいことはいくらでもあるのに話せることはこんなにも少ない)
「ハル」
「はい」
「ありがとうな」
労わるような声に泣きたくなるのです(そんな言葉を言わせたいわけじゃない)重荷になんてなりたくない。
「ツナさんはなんでもお見通し、なんですね」
何時だってあなたは優しい
綱吉とハル。ハルは一緒についていくイメージが強いんですけど。でもツナは極力危険から遠ざけそうだ。
綱吉とリボーン。
元教え子になった後の話。
「お前はさ、手を取って導いてくれる、とか。一緒に横を歩いてくれる、とか。そんなんじゃなかったよな」
「背中を押すどころかむしろ蹴り飛ばすような」
「情けも容赦もなくてさ」
「俺結構泣いたりしたんだけど。恨んだこともあったんだけどさ」
「最終的には感謝しているんだよね」
「だってお前が突き飛ばしてくれなけりゃ。無理やりにでも巻き込んでくれなきゃ」
「俺は変わらないでいただろうから」
「だからさあ」
戻っておいで。最強の赤ん坊じゃなくても殺し屋じゃなくてもたとえ俺のところに来たのが誰かの差し金だったとしてもいいから構わないから。傍においで。ひとりでいてくれるなよ。孤独でいいんだって言い張るのをやめろ。意地を張って何になるんだよ。だってお前、
「一緒にいて、面倒でも、一度くらいは楽しいと感じたことあっただろう?」
(そばにいてよ。いさせてよ。多くは望まないよ。それ以上は望まないよ。)
「むかえにきたんだよ」
(お前はこの手を取る勇気はあるかい?)
綱吉とリボーン。立場逆転。いつかリボーンが家庭教師を辞める日はくるんだろうけど。それを引きとめられる位綱吉は強く育っているといいなぁ(笑)。綱吉はリボーンが来なければ10代目なんかにならなくてよかったのにって何度かリボーンのことを責めているといい。逆にリボーンが来なかったらこんな風に仲間ができなかっただろうって考えていたらなあとも思う。
元教え子になった後の話。
「お前はさ、手を取って導いてくれる、とか。一緒に横を歩いてくれる、とか。そんなんじゃなかったよな」
「背中を押すどころかむしろ蹴り飛ばすような」
「情けも容赦もなくてさ」
「俺結構泣いたりしたんだけど。恨んだこともあったんだけどさ」
「最終的には感謝しているんだよね」
「だってお前が突き飛ばしてくれなけりゃ。無理やりにでも巻き込んでくれなきゃ」
「俺は変わらないでいただろうから」
「だからさあ」
戻っておいで。最強の赤ん坊じゃなくても殺し屋じゃなくてもたとえ俺のところに来たのが誰かの差し金だったとしてもいいから構わないから。傍においで。ひとりでいてくれるなよ。孤独でいいんだって言い張るのをやめろ。意地を張って何になるんだよ。だってお前、
「一緒にいて、面倒でも、一度くらいは楽しいと感じたことあっただろう?」
(そばにいてよ。いさせてよ。多くは望まないよ。それ以上は望まないよ。)
「むかえにきたんだよ」
(お前はこの手を取る勇気はあるかい?)
それはひとりではできなかったこと
綱吉とリボーン。立場逆転。いつかリボーンが家庭教師を辞める日はくるんだろうけど。それを引きとめられる位綱吉は強く育っているといいなぁ(笑)。綱吉はリボーンが来なければ10代目なんかにならなくてよかったのにって何度かリボーンのことを責めているといい。逆にリボーンが来なかったらこんな風に仲間ができなかっただろうって考えていたらなあとも思う。