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コロネロと骸。
リサイクル第2弾。
「本当に珍しいなコラ」
油断すると引き込まれちまいそうだと太陽の光よりも目映い金色の髪をもつ少年はまじまじと骸の瞳を覗き込む。疎ましく忌み嫌われるほどの異彩。
「そうですか?」
それより君はなかなか積極的ですよねぇ。
クフフとソファに寝転がる骸は自分の腹の上に馬乗りになった少年の頭を撫でる。指ですくうたびに光を反射するのか飲み込むのか。きらきらと輝く髪に飽きずに触れているとその動作が気に入らなかったのか少年は腕を掴んで骸を睨みつけた。青色。鮮やかな蒼の輝石に骸の姿が映る。
(ああ、今このひとの視界には僕しかいない)
結果的に見つめあう状況になった視線を先に外したのは少年のほうだった。骸の瞳に興味を失くしたかのように身軽な動作でソファから離れる。
(信じられないほど深く濃い青。楽園の空よりも理想郷の水面よりも鮮やかなそれを手にするためならば)
「君の瞳を僕にくれるというのなら、僕は喜んで君にこの瞳を奉げましょう」
青色の瞳の奥に海と空の果てをみた
まだ未来編が始まる前に書いたネタメモからコロネロと骸。アルコバレーノの成長についてはスルーの方向で。私にしてはCP色が強いといえるかもしれない。
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