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昔書いていたらしきものを発掘。
黒い綱吉が駄目な方は引き返してください。
「ねえ、そんなにすべてを拒絶して憎んで、疲れない?」
軟禁状態の俺の前に唐突に現れたボンゴレ10代目候補は、開口一番とんでもないことをのたまった。ふざけるな。お前がそれをいうのか。
「そう思うなら、さっさとくたばれ」
「それは俺に?それとも9代目に?」
「どっちも。何しにきやがった。俺は手前なんて顔もみたくねえ」
「あっはっは。嫌われたもんだよね」
「わかっているならさっさと失せろ」
「質問に答えてくれたらね」
「どうだっていいだろうそんなこと」
「よくないよ。俺はボンゴレにいろんなものを奪われた。お前だってそうじゃないのか」
「奪われた?お前が?」
「だってXANXUSは10代目になりたかったかもしれないけど、俺は逆だったからなりたくなかったよ。こんな物騒な職」
「はっ」
「気付いたら、後戻りできないようにされていたけどね」
これは誰のせいなんだろうね。にっこりと笑うそいつは指輪をはめたときに垣間見た初代に似ていた。以前では見ることのできなかった笑い方に含まれた計り知れない憎悪に背筋に冷たいものが走る。こいつをこんな風にしたのは誰だ。
「XANXUS。俺はボンゴレをぶっ壊すよ、お前はどうする」
狂った歯車
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