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「なんだか会う度に傷が増えている気がするんですけど」
「気のせいだろう」
「せっかく綺麗なのに勿体無い」

顔を合わせるや否や浴びせられた言葉は軍人に対する侮辱ではなかろうか。そんなラルの思考には気づかずに溜息を吐くスカルの頬にも大きなガーゼが貼られていて、勿体ないはこっちの台詞だと言ってやりたくなったが、言っても仕方のないことは口に出さないことにした。ラルには羨ましくも思える白い肌も細身の骨格も男であるスカルとしては不満もあるのだろうか。昨日の戦闘訓練で出来た腕の傷を痛々しそうに触れるスカルを眺めつつ、ラルはよく他人の怪我にまで気を回すものだと少々呆れた。最も新薬の実験台にしようとしてきたりするヴェルデや、壷に入った出所の知れないどろどろとした薬を勧めてくる風に比べればラルにとってスカルは害のない存在ではあるのだが、本人の気にしていないことを痛ましいと嘆かれることも楽しいことではない。

「綺麗な肌が見たいのならルーチェに会いにでもいったらどうだ」
「その誤解を招く言い方はやめてくれませんか」
「何がだ」
「・・・分かってないのならいいです」
「そうか?」
「それに俺は、ラルの手も綺麗だと思いますよ」
「は?」

それは嫌味なのかと問いただそうとするラルを宥めつつ「そのままの意味です」と苦笑を浮かべてスカルが言う。「大切なものを守るために戦う人の傷を綺麗といって何が悪いんです?」それが当たり前だと言うようなスカルの顔を直視できずにラルは掴まれた手元に視線を落とした。掴まれた手が死ぬ気の炎を帯びたように熱かった。

あいくるしい



(ラルとスカル。途中で何を書きたいのかわからなくなった。なんとなくこの二人は同姓に近い友人な気がする。)(title:mythomanie)

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